楽曲コピーとは
よくギターやピアノなどの楽器では既存の曲をコピーすることがあるかと思いますが、
DTMのような打ち込みで既存の楽曲をコピーすることも可能です。
楽器のコピーとは違い、メロディやコード、リズムパターンはもちろん
使っている音色やミックスの質感までとことん真似することができるのが醍醐味でしょう。
使っているプラグインの音色やサンプルまで突き詰めれば、楽曲検索アプリを騙せるぐらいの再現度にすることも可能です。
コピーは意味があるのか?
果たしてこの楽曲を丸々コピーする練習法はやる意味があるのでしょうか?
個人的には楽曲コピーは上達のためにやるべきだと思っています。
プロの楽曲をゼロから再現していく過程で、独学では気づけない多くの技術やセンスを体に染み込ませることができます。
普段聴いている楽曲でも耳コピのために集中して聴くと、気付けなかった音やフレーズが聞こえてくるんです。
その結果、音楽を聴くときの「耳」も養われるので、日頃から他人の曲を分析して聴けるようになります。

そして耳コピした楽曲を打ち込みで再現することで音楽理論や音づくりに対する理解も一層深まります。
コードの分析をして再現したり、シンセの音を本家に似せるために音作りをしたりする作業は毎回勉強になると感じています。
コピーをするときに意識していること
目的をはっきりさせる
ただ好きな曲だけをコピーして満足するのは娯楽としてはありだと思いますが、本当に上達のためにコピーをやりたいなら目的をはっきりとさせる必要があるでしょう。
例えば曲のコードとメロディについてコピーを通して勉強したいのであれば、音色選びやミックスまで完全に再現する必要はないかもしれません。
「この楽曲をコピーすることでどんな知識やテクニックを吸収したいのか」
「この楽曲は1から10まで全てコピーする必要があるのか」
など、曲をコピーする目的をはっきりとさせることで効率よく上達することができると思います。
自分が普段やらないテクニックを真似する
プロの楽曲では、自分ではやらないようなメロディや音作りが使われていることがあります。
そういった点はどんどん真似して自分の楽曲に吸収していきましょう。
ある程度曲作りをしていると、毎回同じようなパターンになってしまい自分の引き出しに限界が来る時期があると思います。
そんな時に他人の楽曲から新しいアイデアを盗んで自分の引き出しを増やせるかもしれません。
筆者はドラムパターンの引き出しが少ないという課題があったので、ひたすら色んな曲のドラムスだけをコピーしている時期がありました。
自分の苦手分野の曲を選ぶ
先ほどと少し似ていますが、自分が苦手とする分野をコピーすることで克服することも可能です。
これはジャンルに限った話だけではありません。
マイナースケールのが苦手、3連符のリズムが苦手、生音系の打ち込みが苦手、、など

自分の苦手分野を選ぶのはなかなかしんどいですが、めちゃくちゃ成長できるのでおすすめです。
途中で諦めない
最後は根性論みたいな話ですが、一度コピーすると決めた楽曲はあまり簡単に投げ出さない方がいいです。
本家の楽曲を聴いて「何やってるか全然わかんねぇ、、」と思うかもしれませんが
とりあえず自分の持っている全テクニックを駆使して再現しようとしてみることが大事です。
自分の能力以上のことに挑戦している時には新たな発見が多いと感じているので、ぜひ諦めずにコピーをして欲しいです。
コピーをしたらアウトプットをする
個人的に一番重要だと感じているのが楽曲コピーで得た知識やテクニックのアウトプットです。
ある程度再現度のあるコピーができるとそこで満足してしまいがちですが、その楽曲コピーの中で得た新たなテクニックを使って1曲作ってみることをおすすめします。
コピーするだけなら簡単でも、意外と自分の曲の中で使うのは難しいことに気が付くかもしれません。
筆者は1曲コピーしたら1曲制作を繰り返すことで、アイデアの定着を図っています。
楽曲コピーが皆さんのスキルアップにも繋がると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。