プロデュサータグとは
プロデューサータグとはヒップホップのビートでよく耳にする、曲の冒頭などで聞こえてくるあのフレーズのことです。
これはその曲のトラックを作成したプロデューサーやビートメイカーが、自分の作品であることを示すために使っているサインのようなものです。
このタグがあることによって裏方であるプロデューサーやビートメイカーもリスナーにアピールが可能になります。
さらにタグが有名になれば、曲の冒頭でタグを聴いた瞬間に誰が作ったビートなのか分かるようになるというわけです。
自分のビートを世の中に発信していくなら、プロデューサータグの一つは作っておいて損はないでしょう。
プロデューサータグの録音方法4選
自分の声で作る
いちばん手っ取り早くてお金のかからない方法です。
ただラップや歌もやっている人なら自分の声に自信があるかもしれませんが、自分の声で作るのは恥ずかしいという人も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、自分で録音した音声のピッチ(音程)を変えてしまう方法です。
例:元のタグ音源↓
ピッチを下げた後のタグ↓
こうしてしまえば自分の声かすらわからなくなってしまいます。
私もビートメイクを始めたばかりの頃はこの方法でタグを作っていました。
知り合いに録ってもらう
知り合いにタグを録音させてくれそうな人がいれば頼むのもいい方法でしょう。
私の知り合いでも音楽仲間のラッパーやボーカリストに頼んでいる人はいました。

あとプロデューサータグは英語で作る人が多いと思うので、英語がネイティブな人に頼むのもおすすめです。発音がヘタクソだとダサくなってしまいます、、
ただし自分で録音するにしても、誰かの声を使うにしても録音機材と環境を準備する必要があるので注意です。
プロに外注する
個人的に一番おすすめの作り方です。
お金を払ってあとはプロに丸投げするだけで、一生物のタグが手に入ります。
プロデューサータグの外注は国内ではあまり聞いたことがないかもしれませんが、実は海外サイトなどで検索するとかなり出てくるんです。
日本でいうところの「ココナラ」みたいなサイトで沢山出てきます。
もちろん相手はプロの声優なのでクオリティは高いですし、海外の方がプロデューサータグという文化が一般的なのでレベルも高いです。
値段は数千円が相場といったところですが、中には無料でエフェクト加工までしてくれたりする業者もいるのでコスパはいいと思います。
私も「Fiverr」というサイトで外注してタグを作ってもらいました。↓
ドライ(加工なし)とエフェクト2種類で3,000円ほどだったのでいい買い物をしたと思っています。
ただしやり取りは基本全て英語でやる必要があります。
自分の完成イメージを英語で伝えるのは難しかったので、こだわりがある人は言語の壁がデメリットに感じるかもしれません。
もちろん日本人が外注を受けている業者も存在しますが、価格に対するクオリティを求めるなら海外サイトをおすすめします。
AIに作らせる
最近ではAIにプロデューサータグを作らせることも可能なようです。
入力した文字をAIに読み上げてもらうだけなら無料のAIツールサイトでも作れてしまいます。
さらにこだわりたいなら自分の声をAIで他人の声に変換する「AIボイスチェンジャー」がおすすめです。
代表的な商品だとSonarworksの「SOUNDID VOICE AI 」シリーズ
このボイスチェンジャーは人間の声だけでなく楽器の音に変換することも可能、さらにピッチ調整も細かくできます。
タグを作るだけならコスパが悪いですが、歌を歌わせたり口づさんだメロディをそのまま楽器の音にしたりできるので色々使えそうです。

Sonarworks SoundID Voice AI
通常価格:¥3,493〜
買い切りではなくサブスク版のものだと「ACE Studio」が有名です。サブスクの総支払額が買い切りの金額に達したら永続ライセンスが手に入ります。

ACE Studio 2.0 Artist Lifetime License
プロデューサータグにエフェクトをかける
プロデューサータグはカッコ良く目立つようにエフェクトで加工するのが定番です。
そうすることでトラックにも埋もれなくなります。
ここからは定番のエフェクト加工について紹介していきます。
空間系エフェクト
「リバーブ」や「ディレイ」などの空間系エフェクトを使えば、ビートの中でタグが自然に聞こえるようになります。


例:
普段のミックスと違って、多少大袈裟にかけても大丈夫です。
シンプルですが、私は自分のタグに1/2でディレイをかけるのが気に入っています。
リバース
プロデューサータグの前にリバース(逆再生)させたサンプルをつけることで迫力を演出できます。
いきなりタグが入るよりもスムーズですし、プロフェッショナル感がでます。
パンニング
パンニングとは音の左右の音量バランスのことを指します。
このPan(パン)を動かすのもプロデューサータグによく見られるテクニックです。
例えば左から右に動かすやり方↓
これはオートメーションでパンニングを操作するか、自動でパンを動かす「オートパンプラグイン」を使うことで作れます。
先ほど紹介したリバースさせるテクニックとも相性がいいので合わせて使ってみてください。