hiphop重要サブジャンルの一つであるトラップ。その大きな特徴といえばハイハットだと思います。
トラップがhiphopにおいて一般化した現在ではハイハットの音も多様化しており、様々な工夫をする必要があります。
この記事では主にトラップビートハイハットの打ち込みについて解説していきます。
サンプル選び
音の強さ
聴感上のハイハットの音の強さです。主にアタック感や音程によって左右されます。
アタック感とは、簡単に言うと音の始まりのインパクトの強さです。
そして音程も高い方がキンキンとした高音成分が多く、強い音になります。
例えばアタック感がなく音程も低めだと音が優しくなりますが、目立ちにくくはなります。
一方アタック感が強く音程が高めだと目立ちますが、耳に痛く感じてしまう可能性があります。
ローファイ・ヒップホップなどのチル系は音色が静かな分、優しいハイハットが合います。
一方、音圧が高いレイジビートなどではピッチ高めの目立つハイハットが相性いいでしょう。
ジャンルごとのハイハットの音色の違いはあくまでも傾向なので、自分が合うと思ったら色んな音色にチャレンジしてほしいです
音の長さ
音の長さも重要な要素です。
早めのビートなのに、ハイハットの長さが長すぎたら間延びしてしまってかっこ悪くなってしまうかもしれません。
前後のハイハットの音が重なって濁ってしまう可能性もあります。
ですが短すぎても音に存在感がなくなります。曲の音色によってはハイハットがチープに感じてしまうかもしれません。
使っているDAWのサンプラーでオーディオサンプルの長さを調整しましょう。
筆者の使っているFL Studioではサンプラーの「OUT」を調整することで長さを調整することができます。

リズム
基本のリズム
最初はハットを8分で打ち込んでから工夫していくのがおすすめです。
FL Studioではchannel rackを右クリックすると8分で打ち込んでくれるショートカットがでてきます。

ここからはトラップビートでよく使うハイハットのリズムを紹介していきます。
ロール
ハイハットを連続して鳴らす方法です。
16分やさらに細かいリズムで刻み、独特のグルーヴを作ります。
刻む位置や細かさはセンスが問われるところですが、ロールをしすぎてもうるさくなってしまうので注意してください。
3連符
その名の通り3連符でアクセントをつける方法です。
一瞬リズムが遅くなったかのような錯覚が起こります。サンプルのように3連符を連続させるフレーズなどが多いです。
ベロシティ
ベロシティ(音の強弱)を設定することもできます。

例えばシンプルな8ビートのハットですが、、、
このように強弱をつけると一気にノリが変わります。
ただトラップビートにおいて、ハイハットにベロシティをつけるケースは少数派です。
個人的にはゆったりとしたビートには合いますが、アグレッシブなビートにベロシティをつけると逆にノリづらくなると感じています。
他にもハイハットロールにクレッシェンドをつける時にベロシティ調整を行うことがあります。
4.ピッチ
ハイハットのピッチ(音の高さ)に変化をつけることもできます。

ピッチの上げ下げはロールに使うと効果的です。
さらにこれは上級テクニックですが、ハイハットにスライドをつけて自然にピッチを変化させることもできます。

ハイハットの間を意識する
意外と語られることのないハイハット打ち込みの重要ポイントが「間」です。
トラップビートではハイハットがずっと鳴っていると曲調に合わないことや、フック以外はハイハットを控えめにしたほうがいい場合などがあります。
例えばここに刻みまくっているハットがありますが、、、
途中で間を作るとこんな感じになります。
どちらもそれぞれの良さがありますね。
間をつくるかどうかは、曲調や想定しているラップスタイルによって決める必要があるでしょう。
まとめ
ハイハットはビートの中でも工夫しがいのあるおもしろい要素だと思っています。
インプットも大切なのでぜひ好きな曲のビートにも注目して聴いてみてください。
この記事がお役に立てば嬉しいです。
