近年はhiphopや歌ってみた動画など、宅録でもクオリティを求められるコンテンツが充実しています。
実際に自宅の一室で曲を録り、成りあがっていったアーティストも沢山います。
宅録を始めるのに必要なものや、あると便利なものについてもご紹介します。
必要なもの
PC
宅録にはPCが欠かせません。
スペックに関しては後述するDAW(楽曲製作ソフト)がスムーズに動くものであれば大丈夫です。
一般的にはCPUが「Intel Core i5」以上、メモリが「8GB」以上、ストレージが「500GB」以上などと言われています。
しかし、あくまでも最低ラインなのでDTMを続けていく中でさらにスペックが要求されるかもしれません。
自分の用途に合わせて予算や形を選ぶことをお勧めします。
↓楽曲製作用のPCを安価で自作した記事もあるので見てみてください。
DAW
録音するにはDAWというPCソフトが必要です。
エンジニアの方がスタジオで使っているのを見たことがあるかもしれません。
もちろんDAWソフトは作曲やトラックメイクをするのにも使えます。
今後曲を作りたくなった時のために持っていて損はないと思います。
代表的なDAWをいくつか紹介します。
j-pop、ボカロ向け→Cubase
hiphop、EDM向け→Ableton Live、FL Studio
Mac専用、ジャンル万能系→Logic Pro
レコーディング特化→Pro Tools など
体験版があるものがほとんどなので一度使ってみるのもいいかもしれません。
マイク
録音と言えば最初に思い浮かぶのがマイクだと思います。
マイクは価格がピンキリなので最初は定番の商品を選ぶのもいいかもしれません。
一つ注意してほしいのはマイクの種類です。
マイクには主にダイナミックマイクとコンデンサーマイクというものがあります
↓ダイナミックマイクはsm58などのライブで使うようなマイクです。
耐久性が高い分、録音のような繊細さが必要とされる場面には向いていません。
↓レコーディングにはコンデンサーマイクを使用しましょう。
もう一つ、マイクには付属品が必要です。
マイクケーブル、スタンド、ショックマウント(振動を吸収するもの)、ポップガード(風防)などです。
これらはセットで売っていたり、マイクに付属していたりします。
サウンドハウス:CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CDA5BS ショックマウント、ポップガードセット
オーディオインターフェイス
マイクで録音した音をデジタルに変換してPCのDAWソフトに送るのがオーディオインターフェイスです。
マイクとPCをつなげる機械だと思ってください。
価格は1万~2万円台のものがおすすめです。
YAMAHA、Roland、Focusriteなどの有名なメーカーからも低価格の物が発売されているので初心者におすすめです。
モニターヘッドホン
自分の声をモニターするにはヘッドホンが必要です。
普通のヘッドホンでもできないことはないですが、モニターヘッドホンというモニター用のヘッドホンであれば音のクセがなくてやりやすいと思います。
↓青帯と呼ばれている海外レコーディングの定番ヘッドホン、SONY MDR-7506
audio technica ATH-M50xなども定番です。
あると便利なもの
吸音材
吸音材は反響音や残響などによる余計な音を吸収するものです。
室内の壁に貼るものから、マイクの周りに設置するリフレクションフィルターというものもあります。
似た言葉で遮音材というものがありますが、これは外に音が漏れないようにするためのものです。
騒音トラブル対策として吸音材の外側に遮音材を貼ることが多いです。
モニタースピーカー
モニターヘッドホンと同じく、モニターするためのスピーカーです。
しかしこちらはヘッドホンよりも相場が高めで、音源製作のメインとして使うレベルのクオリティとなると最低3万円台からが相場です。
サウンドハウス:YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5 定番スタジオモニター ペア
スピーカーで聞いたときの音の確認くらいで使うのであれば1万円台で買えるものもあります。
サウンドハウス:PRESONUS ( プレソナス ) / Eris 3.5 2nd Gen
プラグイン
先述したDAW内で動かすプラグインです。最初からDAWに付属しているものもあります。
ビートメイクをする際に使う楽器や、ボーカルにかけるエフェクトなどはプラグインとして製品化されています。
プラグインに関してはこだわったらキリがないです。沼です。
まずは付属のプラグインを使って、物足りなくなってきたら外部プラグインに手を出すのがおすすめです。
まとめ
PCやソフトの進化により、宅録でもクオリティを求められるようになりました。
もし宅録をしている仲間や友達がいるのであれば、同じ機材やソフトを買うのもアリかもしれません。
互換性があるし、情報の共有もできます。
予算と相談しながらぜひ自分だけの宅録スタジオを作ってみてください。
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