マイクケーブルは価格や素材によって音が変わってくると言われていますが、実際にどのようなケーブルを選べばいいのでしょうか。
この記事ではマイクケーブルの種類とおすすめする商品について紹介していきます。
端子
一般的に言われるマイクケーブルはXLRケーブルと呼ばれるものです。

XLRケーブルは両側XLR接続(XLRオス-XLRメス)のものから片側がジャックやUSB接続のものまであるので用途に合わせて選ぶ必要があります。
コンデンサーマイクに接続する場合にはファンタム電源から電力を送る必要があるのでXLRオス-XLRメスを選びましょう。

ダイナミックマイクであればUSB接続のものを使ってPCやスマホに直接つなげてもOKです。
さらにマイクケーブルは複数本繋ぎ合わせて延長したり、変換コネクタを使うこともできます。
手持ちのマイクケーブルが合わない場合は検討してみてください。
マイクケーブルを選ぶ基準
音質
音楽制作において最も重要な要素ですが、一般的にマイクケーブルは価格に比例して音質(解像度やノイズ耐性)が向上する傾向にあります。
「定番」と呼ばれるモデルやプロが愛用する製品には、それなりの理由があります。
音質にこだわりたい方は、以下の3つのポイントに注目してみてください。
1. 導線の素材(伝導率)
ケーブル内部の芯線に使われる金属の種類によって、電気抵抗が変わります。
- 無酸素銅(OFC): 不純物が少なく、音の劣化を抑える定番素材。
- 銀: 電気伝導率が極めて高く、高域の伸びやレスポンスに優れます。
2. 構造(芯数)
- 2芯シールド: 一般的な構造。
- 4芯シールド: ノイズ除去能力が非常に高く、レコーディング環境や電磁ノイズの多いステージで威力を発揮します。
3. プラグの接点と外皮(シールド)
接続部(コネクタ)の接触の良さや、外部ノイズを遮断する外皮(シールド)の密度も、最終的なサウンドのクリアさに直結します。

音質にこだわる方は素材や構造などもチェックしておきましょう。
長さ
マイクケーブルの長さで悩む人も多いと思いますが、これは用途に合わせて決めるのがおすすめです。
自宅やレコーディングなどで使う場合には短めの3m前後、
ライブやスタジオで使う場合には長めに5m以上だと問題ないと思います。

XLR端子はバランス接続が可能という、ノイズには強い設計になっているのですが
長すぎると取り回しが大変になったりするので適切な長さを選びましょう。
硬さ
実はマイクケーブルの硬さも商品によって大きく異なります。
シールド(外皮)が柔らかすぎると断線やノイズの原因になってしまいますし、
硬いケーブルは耐久性も高くノイズにも強いので一見良く見えますが、思ったよりもまとめるのが大変で取り回しが難しいです。
ライブやスタジオなどの現場では硬すぎないケーブルを使うことをおすすめします。
おすすめのマイクケーブル
定番マイクケーブル CANARE EC03B
標準的なマイクケーブルとして取り上げられることの多いのがCANAREのケーブルです。
貸しスタジオなどでも使われている点でも業界標準的な感じでしょうか。
価格も一般的で音のクセも少ないので、特にこだわりのない方は持っておいて損はないと思います。
耐久性もしっかりしているという意見が多いです。
安心の有名メーカー製 audio technica ATL458A
audio technicaなどの有名どころのメーカーで選ぶのも無難な方法です。
オーディオテクニカは日本でポピュラーなマイクメーカーですので、オーディオテクニカのマイクを使っている人は相性がいいかもしれません。
手ごろな価格ですが耐久性もちゃんとしているというレビューが多く、初心者の方にはおすすめです。コストパフォーマンスにも優れていますね。
さらに音質を重視する方にはオーディオテクニカの上位マイクケーブルBX9/3.0がおすすめです。
こちらは無酸素銅(OFC)使用、4芯仕様といった構造でノイズ対策に優れています。
シールドも硬すぎないので使いやすく、日本製なのも信頼できるところです。
音質最強 OYAIDE PA-02
高音質ケーブルとしてよく耳にするオヤイデのケーブルです。
音質は安定していて文句なしなのですが、めちゃくちゃ硬いです。
クセがついて取り回しが大変なので、頻繁にしまったり取り出したりをする人にはあまりおすすめしません。
価格は少し高めですが、耐久性は抜群なのでそのぶん長く使うことができると思います。
すでにマイクケーブルを持っていて音質重視のものも欲しいという方におすすめです。
くっきりとしたサウンド BELDEN EC-8412-B-03
世界中のアーティスト、エンジニアにも愛用されているケーブルです。
中音域が少し強いとも言われており、音がクリアにくっきりと聞こえます。
ボーカルレコーディングやモニタースピーカー用にもおすすめです。
そのぶんフラットな音質を求める方は他のケーブルもしくは併用がいいかもしれません。
手が届く価格ながら本格的な音楽用マイクケーブルがほしい方におすすめです。
フラットな音質 MOGAMI 2534
こちらは超ナチュラルな音を出してくれる一本です。
ケーブルによる音のクセというものがほとんどないので機材間の接続にも向いています。
取り回しもしやすく、プロのアーティストで使っている人も多いですね。
ケーブルの音質の違いまで分かる方は音の基準として持っておいてはいかがでしょうか。
まとめ
マイクケーブルは一度購入すれば長く使えるアイテムです。
消耗品ではありますが、用途や好みに合わせて最適な一本を選ぶことで、日々の音楽活動の質が確実に向上するでしょう。
ぜひ、あなたの環境にぴったりのケーブルを見つけてみてください。





