マイクケーブルは価格や素材によって音が変わってくると言われていますが実際にどのようなケーブルを選べばいいのでしょうか。
この記事ではマイクケーブルの種類とおすすめする商品について紹介していきます。
端子
一般的に言われるマイクケーブルはXLRケーブルと呼ばれるものです。
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XLRケーブルは両側XLR接続(XLRオス-XLRメス)のものから片側がジャックやUSB接続のものまであるので用途に合わせて選ぶ必要があります。
特にコンデンサーマイクに接続する場合にはファンタム電源から電力を送る必要があるのでXLRオス-XLRメスを選びましょう。
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ダイナミックマイクであればUSB接続のものを使ってPCやスマホに直接つなげることもできます。
さらにマイクケーブルは複数本繋ぎ合わせて延長したり、変換コネクタを使うこともできるので手持ちのマイクケーブルが合わない場合は検討してみてください。
マイクケーブルを選ぶ基準
音質
音楽をやる以上大切なのが音質です。
基本的に値段の高いマイクケーブルの方が音質は良くなる傾向にあります。
高音質ケーブルの定番と言われているものや、有名な方が使用しているものを選ぶのも一つの手かもしれません。
そして音質にこだわりたい人はケーブル内の導線の素材に注目してみることをお勧めします。
ケーブルの導線に使われている金属の伝導率が高いと音質や耐ノイズ性能が向上します。
無酸素銅(OFC)や銀は電気抵抗が少ないため、音質が良いと言われているケーブルに使われることが多いです。
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また接続部プラグの接触の良さやケーブルの外皮の良さによっても音質は変化します。
長さ
マイクケーブルの長さで悩む人も多いと思います。これは用途に合わせて決めることをおすすめします。
自宅やレコーディングなどで使う場合には短めの3m前後、ライブやスタジオで使う場合には長めに5m以上だと問題ないと思います。
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ただ長すぎてもノイズが多くなったり絡まったりするので適切な長さを選びましょう。
硬さ
実はマイクケーブルの硬さも商品によって大きく異なります。
シールド(外皮)が柔らかすぎると断線やノイズの原因になってしまいます。
硬いケーブルは耐久性も高くノイズにも強いので一見良く見えますが、思ったよりもまとめるのが大変で取り回しが難しいです。
ライブやスタジオなどの現場では硬すぎないケーブルを使うことをおすすめします。
筆者は普段比較的安価で使いやすいケーブルを使い、レコーディングの時にだけ硬くて太い高めのケーブルを使うようにしています。
おすすめのマイクケーブル
定番マイクケーブル CANARE EC03B
標準的なマイクケーブルとして取り上げられることの多いのがCANAREのケーブルです。
貸しスタジオなどでも使われている点でも業界標準的な感じでしょうか。
価格も一般的で音のクセも少ないので、特にこだわりのない方は持っておいて損はないと思います。
耐久性もしっかりしているという意見が多いです。
安心の有名メーカー製 audio technica ATL458A
有名どころのメーカーで選ぶのも無難な方法です。
オーディオテクニカは日本でポピュラーなマイクメーカーですので、オーディオテクニカのマイクを使っている人は相性がいいかもしれません。
手ごろな価格ですが耐久性もちゃんとしているというレビューが多く、初心者の方にはおすすめです。コストパフォーマンスにも優れていますね。
さらに音質を重視する方にはオーディオテクニカの上位マイクケーブルBX9/3.0がおすすめです。
こちらは無酸素銅(OFC)使用、4芯仕様といった構造でノイズ対策に優れています。
シールドも硬すぎないので使いやすく、日本製なのも信頼できるところです。
音質最強 OYAIDE PA-02
高音質ケーブルとしてよく耳にするオヤイデのケーブルです。
音質は安定していて文句なしなのですが、めちゃくちゃ硬いです。
クセがついて取り回しが大変なので、頻繁にしまったり取り出したりをする人にはあまりおすすめしません。
価格は少し高めですが、耐久性は抜群なのでそのぶん長く使うことができると思います。
すでにマイクケーブルを持っていて音質重視のものも欲しいという方におすすめです。
くっきりとしたサウンド BELDEN EC-8412-B-03
世界中のアーティスト、エンジニアにも愛用されているケーブルです。
中音域が少し強いとも言われており、音がクリアにくっきりと聞こえます。ボーカルレコーディングやモニタースピーカー用にもおすすめです。
そのぶんフラットな音質を求める方は他のケーブルもしくは併用がいいかもしれません。
手が届く価格ながら本格的な音楽用マイクケーブルがほしい方におすすめです。
フラットな音質 MOGAMI 2534
こちらは超ナチュラルな音を出してくれます。
ケーブルによる音のクセというものがほとんどないので機材間の接続にも向いています。
取り回しのしやすさからもプロのアーティストで使っている人は多いです。
ケーブルの音質の違いまで分かる方は音の基準として持っておいてはいかがでしょうか。
まとめ
マイクケーブルは音質や使いやすさなどこだわる条件によって選ぶことができます。
ケーブル自体消耗品ではありますが、ご自身が長く使えるものを選ぶことで音楽活動のクオリティもアップすると思います。
ぜひ価格や用途に合わせて検討してみてください。
この記事がお役に立てば嬉しいです。
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