音楽理論を勉強するときのポイント
正直このような記事を読んでいる時点で、皆さんはすでに勉強熱心な方々だと思いますが、
音楽理論を勉強するうえでおすすめの方法をひとつ紹介します。
それは「アウトプット」をすることです。
例えば覚えた理論の知識を使ってDTMで作曲してみたり、スケールをギターで弾いてみたり、
知識を実際に使ってみようということです。


せっかく覚えた知識も使えなければ意味がありませんし、知識だけを詰め込む学習法は退屈で長続きしない傾向にあります。

単語だけを覚えまくる学校のテスト勉強がしんどかった、という人も多いのではないでしょうか。
音楽理論で挫折しないためにも、ぜひアウトプットをしながら学習してみてください。
初心者向けおすすめの本
OzaShinの誰でもわかる 音楽理論入門
「とにかく分かりやすい本で音楽理論を学びたい」「堅苦しい解説書に抵抗がある」という人にはおすすめの一冊です。
表紙の印象通り絵や譜面が多いデザインですが、内容はしっかり本格的だと思っています。
この本の著者様はYoutube活動もされているようで、そちらの動画と合わせて読んでいただくとより理解が深まると思います。
ただ付属音源の再生が少し面倒だという意見も一部見られます。
マンガでわかる! 音楽理論
そもそも本を読むのがしんどいという方も少なくないと思います。そんなあなたもこの本なら一気に読み切れるかもしれません。
本書はマンガをメインに解説が進んでいく形式です。もちろん文字解説の部分もあるのですが、マンガを読んだ後にまとめとして活用するのがいいかと思います。
マンガでわかる!音楽理論シリーズは全3巻の構成で、1巻は音程と音階、2巻は調性とコード、3巻はコードとその機能といった感じです。
こちらの本はAmazon Kindle unlimitedなら無料で読むことができるようです。初回なら30日間無料体験が可能です。
中級者向けおすすめの本
よくわかる音楽理論の教科書
この本は音楽理論を解説するだけでなく、「なぜそうなるのか」という原理まで解説しています。
具体的にはドレミファソラシドは誰が作ったのか?、、など
現在の西洋音楽の理論に至るまでの歴史、さらに対位法や和声学についても触れています。
読み物としては最高に面白い内容ですが、音楽理論を全く知らない状態で読んでも余計難しく感じてしまうかもしれないので中級者向けとさせていただきました。
楽典―理論と実習
音大や試験のある音楽学校を受けるときにまずやれと言われるのがこの本です。
なぜかAmazonベストセラーになっていますが、余裕で分かりずらいので気を付けてください。
とにかく硬派で解説の言い回しが堅苦しいので、苦手な方にはおすすめできません。
内容は譜面を中心とした理論解説で、練習問題が多い印象です。受験をする人や問題を解いてアウトプットしたい人にはいいかもしれません。
網羅的に学びたい中上級者向けの本
作曲基礎理論: ~専門学校のカリキュラムに基づいて~
音楽系専門学校のカリキュラムに基づいて書かれたこの本ですが、500ページ越えと名前負けしない内容になっています。
私も音楽の専門学校に通っていたのですが、いかにも授業で配られる教材という感じがしました。
音楽理論に加えて冒頭で機材に関する解説や、理論の練習問題も設けられています。
がっつりと理論を勉強したい、プロを目指しているという人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
コード理論大全
音楽理論の中でもコード理論に特化した解説をがっつりやってくれるのがこの本です。
体系的に解説していくスタイルなのでどちらかというと辞典という言葉がふさわしいかもしれません。
また練習問題が頻繁に設けられており、知識のアウトプットをするのに役立つと思いました。
ほぼコード理論のみの内容で400ページを超えるので、コードに関する知識はこれ一冊でほぼ問題ないでしょう。
こちらの本もAmazon Kindle unlimitedなら無料で読むことができるようです。
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