打ち込みのベースはどうしても迫力が足りなくなることがありますが、テクニックを知ることでグルーヴ感を出せるようになります。
私はバンドのベーシストの経験もあるので、生のベースに近づける方法についてもご紹介します。
1.ゴーストノート
ゴーストノートとは音程感を出さずにアタック音のみを鳴らす手法です。
ベースでは左手ミュートしたままピッキングをしたり、弦を軽く叩くことでゴーストノートを鳴らしています。
ゴーストノートなし
ゴーストノートあり
ゴーストノートの有無ではノリやグルーヴが変わってきます。細かい音が追加されるのでより刻んだリズムを感じやすくなります。
打ち込みでは音源によってゴーストノートの鍵盤が指定されているものもありますが、無い場合はベロシティを最小限にしたノートを代わりに使います。
基本的に実音の前に短いゴーストノートを入れるといい感じになります。
2.グリッサンド・スライド
両方とも弦の上で指を滑らせて音を出す奏法です。
スライドはドからソのように二音の間を繋ぐもので、グリッサンドは特に音の指定がないものを指します。
これも音源によっては鍵盤が指定されているものや、2つの音を重ねるとスライドしてくれるものもあります。
ない場合はピッチベンドなどを使って音程を繋ぐこともできます。
3.ベロシティ
実際に人が弾いたベースラインは全部同じ音量やタイミングというわけではありません。簡単に言えば強調したいノートを上げるか他のノートを下げるかでリアルさを追求できます。
正直ベロシティはこだわるとキリがないです。打ち込みには限界があります。
私はFL Studioを使っているのですが、ランダマイズショートカットを使うこともあります。
↑alt+rで開けます
LevelsのVELの部分をいじるとベロシティがランダムになります。
4.サイドチェイン
ダンスミュージックなどでキックを聞かせるためのサイドチェインもありますが、グルーヴィーなベースラインを作るためにうっすらサイドチェインをかけることもあります。
でもアタックが早すぎたりリリースが遅すぎると大袈裟になってしまうので「言われてみればかかっている」くらいの塩梅でいいと思います。
結論:生音を聞くのは大事
結局はこれに限ります。ベースを弾いたことがない方でも曲を作りたいとなるとベースはほぼ必須になると思われます。
今はyoutubeなどに楽器の演奏について解説しているコンテンツも沢山あるので、お時間があるときにご覧になるのはいかがでしょうか。
今回の記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
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