DTMを始めるうえで必要なのがDAWソフトです。
もしくは無料のDAWソフトから有料のものに乗り換えようと考えている方もいるかもしれません。
海外のDJやトラックメーカーがよく使っているイメージのFL Studioですが、どんな人に向いているのか、向いていないのかを解説していきます。
FL Studioをオススメする人

- ダンスミュージックやHipHop(ループ系)のトラックを作りたい人
- 打ち込みが主体の音楽を作りたい人
- コスパを追及する人
オススメしない人

- j-popやアニソンなど展開が多いジャンルの曲を作りたい人
- バンドなど録音メインで曲を作る人
- 英語に抵抗がある人
簡単に結論からお話しするとこんな感じです。FL Studioの特徴からその理由について詳しく解説していきます。
向き不向きを左右するFL Studioの特徴について
ジャンルはループ系に特化
FL Studioでは、短い小節数のループを作ってから全体の構成を作っていきます。
つまりループ素材を繰り返すことを前提に作られています。これはEDMやHipHopなどにおいては便利な構成ですが、展開の多いj-popなどを作るのにはあまりにも不便です。

こんな感じで作成したループパターンを並べて曲を作っていくのが基本になります。
楽器の録音よりも打ち込みに向いている
これはFL Studioでの録音がやりづらいという意味ではなく、録音メインで曲を作るのならほかのDAWの方がやりやすいという感じです。
実はFL Studioは作業スペースが全部独立しており、インストゥルメントを追加しても最初からコンソールとは同期していません。
そのためミキサートラックのルーティングなどをいちいち設定する手間がかかってしまいます。
ただこの問題に関してはテンプレートを作ることで解決することも可能です。
一方、打ち込みに関してですが、FL StudioのピアノロールはDAWの中では最強だと思っています。

操作が直感的で滑らかすぎるので、FLのピアノロールに慣れてしまうともう他のDAWには戻れなさそうです、、
低価格なのに恩恵が多い
FL Studioは他のDAWに比べると低価格なことでも知られています。
さらに一度購入すればその後のアップデートはずっと無料です。
他のDAWはアップデートにお金がかかったりするのでこれはかなり大きなメリットでしょう。
さらに付属プラグインの質が高いとも感じています。
初心者の方は有料プラグインではなく付属プラグインから始める方がほとんどだと思うので、最初から良い環境でスタートできます。

有料プラグインを買うようになってからも愛用し続けているプラグインはたくさんあります。
例えば「Gross Beat」など、、
ヒップホップやダンスミュージックを作っている人なら、憧れのプロデューサーも同じものを使っているかもしれません。
表記が全部英語
普通に日本語対応していないというのはかなりデメリットかもしれません。

特に初心者の方でDTMの用語が日本語でもわからないという方は英語だとなおさら大変かもしれません。
それでも基本的な操作であれば、日本語で解説しているサイトや動画はたくさんあります。
その代わりにyoutubeなどには英語のFL Studio関連動画がたくさんあるので、英語がわかる方や勉強中の方にはお勧めします。
追記:2024年春より、最新版のFL Studioでは日本語表示もできるようになったようです。
これは日本のFLユーザーも増えてきたという証拠ではないでしょうか。
ただ一部の表示は謎に英語のままだったりするので完璧な日本語とは言えないかもしれません。

筆者はかっこつけたいので英語のまま使うことにします。
体験版を使ってみよう
ここまで読んでくださりFL Studioに興味を持ってくださった方には体験版を使ってみることをオススメします。
体験版ではプロジェクトの保存が出来ないだけで基本的な機能は使うことが出来ます。
時間に余裕のある方はインストールしてみてください。
まとめ
DAWは創作活動の相棒となるので自分に合ったものを選ぶことをお勧めします。
日本ではまだ認知度は低いですがFLに興味を持ってくだされば同じユーザーとして嬉しいです。
FL Studioが欲しい!と思った方は、おすすめのグレードや安く買う方法についても紹介しているのでこちらも合わせてご覧ください。






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