FL Studio21.2より新サービスFL Cloudが実装されました。spliceやloopcloudのようなサウンドライブラリで、膨大なサンプルやループにアクセスできるサービスです。
私はFL Cloudを一か月ほど使用し、年間プランも契約したのでその使用感などについてお話しできればと思います。
FL Cloudとは

FL Cloudは主にFL Studio内のブラウザーからアクセスすることのできるサウンドライブラリーです。
サンプルやループ素材をダウンロードして自身の楽曲で使うことができます。もちろんロイヤリティフリー(何度も自由に使用できる素材)です。
料金
料金は一月7.99ドル、年間79.99ドルです。もしくは100クレジットを6.99ドルで購入します。
最初は一か月の無料トライアル期間が設けられています。
FL Cloudは期間で契約した場合ダウンロードできる素材の数が無制限になります。
ですのでクレジットを購入するよりもサブスクリプションの形式の方がおすすめです。
期間限定ですが年間プランはセール金額で契約できます。私は年間49.99ドルで購入しました。
詳しい情報はimage-line社の公式サイトをご確認ください。https://www.image-line.com/fl-cloud
豊富な機能
FL Cloudのサブスクリプションサービスを契約すると、オーディオサンプルの利用以外にも様々な機能が使えるようになります。
マスタリング
各種音楽配信サービスに対応したラウドネス値の設定や、ジャンルに合わせたマスタリングを行うことができます。
シンプルではありますが、マスタリング専用のプラグインを持っていない場合にはありがたい機能だと思います。

音楽ストリーミングサービスへの配信
Distrokidというサービスでストリーミングに楽曲を配信することができます。
Distrokidは年間契約が基本で、FL Cloudに契約することでもこのサービスを受けることができます。
とりあえず楽曲を配信したいという方にはもってこいの機能です。詳しいプランはDistrokidのサイトをご確認ください。
使用感
良かった点
・DAWのプロジェクトと連動している
→FL Studio内で完結するので手間がかかりませんし、BPMを自動で合わせたりもしてくれます。
・安くて無制限に使える
→オーディオストック型のサブスクでは無制限にダウンロードできるものは珍しいので、かなり気軽に使えます。
悪かった点
・若干バグが多い、たまにフリーズする
→実装されてまだ年月が経っていないのでしょうがないですが、今後の改善に期待です。
・他のサービスに比べると素材の数は劣る
→これもまだ歴史が浅いからという感じです。spliceやloopcloudには数で劣ります。
まとめ
私はサンプルが足りなくなった時に補助的な役割として使っています。
やはり低価格で無制限のダウンロードができること、FL Studioとの互換性が高いことが購入の決め手となりました。
また個人的にはセールで買うのであればお得ではあると思いますが、月払いの場合は他のサービスを選ぶかなとも思いました。
FL Studioを使っている人は持っていて損はありませんし、まだサンプルをあまり持っていない方はサンプルを集めるために他のサービスを使うのもいいかもしれません。
Loopcloudについてのレビューも書いているので良ければこちらも合わせてご覧ください。




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