【FL Studio】ピアノロールの最強ショートカットキー&時短機能

DTM・作曲テクニック

FL StudioのピアノロールはDAWの中でもトップクラスに使いやすいと言われています。

ですが基本英語表記ですし、意外と知られていない機能も多いです。

今回はそんなFL Studioのピアノロールを使いこなすための時短テクニックについて紹介していきます。

この記事ではすべてのショートカットや機能を紹介しているわけではありません。

私はFL Studioを4年ほど使っていますが、正直使わない機能も多いので、自分がよく使う機能に厳選して紹介しています。

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よく使うキーボードショートカット

ピアノロール自体はF7キーで開くことができるショートカットがおすすめです。 

ここからよく使うキーボードのショートカットについて紹介していきます。

選択

CTRL+左ドラッグ、、、ドラッグした部分のノート(音)を選択

CTRL+A、、、全選択

なお、何も選択していない場合も全選択として扱われます。(例えばピアノロール上でノートを未選択の時、Deleteキーを押すとすべてのノートが削除される)

コピー&ペースト、取り消し

CTRL+C、、、選択部分をコピー

CTRL+V、、、コピーしたノートをペースト

CTRL+X、、、選択部分を切り取り

CTRL+Z、、、取り消し(Undo) 一つ前の作業に戻る

CTRL+Zを連打すると無限に前の作業に戻ることができます。

さらにCTRL+ALT+Zで取り消しの取り消しが可能です。

もしCTRL+Zを連打しても前の作業に戻り続けられない場合は「Option」から「General」を開き、「Undo History」「Alternate undo mode」をオンにしてください。

ノート(音)の移動

・CTRL+上下キー、、、選択したノートをオクターブ上下に移動

・SHIFT+上下キー、、、選択したノートを半音上下に移動

SHIFT+左右キー、、、選択したノートをグリッドに合わせて左右に移動

ALT+ドラッグまたは左右キー、、、選択したノートを最小単位で左右に移動 (微調整に便利)

ノートの複製

・CTRL+B、、、選択した範囲を複製 (和音の複製に便利)

・SHIFT+ドラッグ、、、選択した範囲を複製、または単音のノートを複製 (単音の複製に便利)

画面の拡大・縮小

CTRL+ホイール操作、、、画面の横軸の拡大率を調整

CTRL+ホイール長押し+マウスの移動、、、画面の縦軸の拡大率を調整

CTRL+右クリック、、、すべてのノートが収まる大きさに拡大・縮小

CTRL+右ドラッグ、、、ドラッグした範囲を拡大

・マウスホイール長押し+マウスの移動、、、ピアノロール表示部分の移動

その他

ALT+右クリックまたはドラッグ、、、ノートの再生確認 (コードの響きを確認するときに便利)

SHIFT+ノートの端をドラッグ、、、前後のノートの長さを同時に調整 (コードの長さ調整に便利)

チャンネル(楽器)の切り替え

FL Studioはチャンネルラックと言われる部分で楽器(インストゥルメント)を読み込ませますが、ピアノロール上でも楽器の切り替えが可能です。

一番分かりやすいものだと、上部に表示されているチャンネル名をクリックして切り替える方法

それからこの名前の部分をマウスホイールで動かしても切り替えることができます。

また、ピアノロールでは他のチャンネル(楽器)のノートが灰色のゴーストノートとして表示されますが

これを右ダブルクリックするとその楽器のピアノロールに移動することができます。

ツール機能

ツールの開き方

ツール一覧はマウスホイール+右クリックで表示することができます。

今回はその中からよく使うものについて紹介していきます。

ストラムツール

ストラムツールはノートのタイミングをずらしてくれる機能です。

ALT+Sショートカットで立ち上げることもできます。

「Time」ノブを回すことでノートの始まりと終わりのタイミングをそれぞれずらすことができるのですが、

下の「Preserve end」を押すとずらした音が後ろの音にかぶらないようにしてくれます。

逆に「Trigger ahead」を押すと前の音にかぶらなくなります。

個人的にはコードを打ち込んだ際によく使います。すべての音が同じタイミングで鳴ると打ち込み感が出てしまうので少しずらすことでリアルさが増します。

エレピや生音系の楽器のコード打ち込みには必須のツールでしょう。

ランダマイズツール

ランダマイズツールはあらゆるパラメーター、ノートをランダム化する機能です。

ALT+Rでも開くことができます。

まず上部の「Pattern」をオンにするとランダムでノートを打ち込んでくれるのですが、正直この機能はあまり実用的だと思ったことはないですね、、

下の「Levels」では選択したノートのベロシティやパンニングなどのバラツキを調整することができます。

ベロシティなどを一定ではなく、ばらけさせることによって人が演奏したようなリアルさを演出できるのでおすすめです。

チョップツール

チョップツールは選択したノートを細かく刻むことができる機能です。

ALT+Uでも開くことができます。

「Time mul」のツマミを回すとノートを刻む細かさを調整することができます。

トラップビートの「ハイハットロール」を作るときに重宝する機能です。

フリップツール

フリップツールは選択したノートを反転させてくれる機能です。

ALT+Yでも開くことができます。

例えば「ドレミファソラシド」と打ち込んだ音を「ドシラソファミレド」と反転してくれる、といった感じです。

個人的にはアルペジオのパターンをいくつか試す時に使います。

またヒップホップなどでリバース再生するサンプルを作るときにも、オーディオ化する前の反転した音を確認できるので便利です。

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